平成23年5月より、当協会第25代会長に就任致しました。現在、首都大学東京 大学院
都市環境科学研究科建築学域に所属しており、建築材料、新たなコンクリート材料、建物の耐久性、サステナブル材料などを研究しております。
さて、平成23年3月11日に起きた東日本大震災は、広範囲にわたるだけでなく、地震、津波、原発事故、風評被害という未曾有の被害をもたらしました。
お亡くなりになられた方々に哀心よりお悔やみ申し上げますとともに、被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興を心より祈
念致しております。
今回の地震では、阪神・淡路大震災で見られたような鉄筋継手の不具合は、目立って報告されていませんが、地震の度に、耐震性の高い鉄筋コンクリート構造
物とするための鉄筋継手の役割の重要性を改めて認識する次第です。
当協会は、平成22年11月に内閣府より公益社団法人の認定を受け、平成22年12月1日をもって「公益社団法人日本鉄筋継手協会」となりました。公益性
とは一言で言えば「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与すること」です。より多くの方々に安全・安心な構造物を提供するために鉄筋継手工事の品質の維
持・向上に努めることが公益法人としての当協会の役割であります。
当協会は、公益目的事業の一環として鉄筋継手技術に関する調査研究を行い、この研究成果や鉄筋継手工事の品質確保の実態に基づき、基規準や標準仕様書を
策
定しています。これらの成果を社会に有効活用していただくために、全国各地で鉄筋継手技術講習会を行って啓発活動を行うとともに、高品質の継手を提供する
ために各種の技量認証制度を行い、多くの有資格者を社会に輩出しています。また、品質管理の行き届いた継手施工会社及び第三者検査会社等を優良会社として
認定し、これらの認定会社を広く社会に公表し、鉄筋継手工事で有効に活用していただくよう推奨しています。
これらの活動は、当協会が平成23年3月に策定した中期ビジョンに基づくものであり、公益法人としての使命を果たすため着実に推進して行きたいと考えて
おります。当協会会員のみならず建設業に係わられる多くの方々の力を結集し、鉄筋継手の品質向上に尽力できればと思っております。皆様方の当協会への参画
ならびにご協力の程よろしくお願い申し上げます。
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